こんにちは!
韓国大好き食べるの大好きキッシーこと
髪質改善特化美容室clover恵比寿店 スタイリスト木島ですㅎㅅㅎ!
https://clover-hairdesign.jp/archives/452
突然ですがみなさん、お家時間どのように過ごされました?
時間ができて本を読んだり、映画を観たり、出かけられないからこそ!とお家で新たな趣味を始められた方もいらっしゃいますよね^ ^
そんな中で電車に乗るのが怖い、人混みに行くのはまだ控えているという方が同じようにご自宅で始めているのが「セルフカラー」です。
中でも白髪染めは、白髪が生えてくるのが気になる周期が早い方はセルフの白髪染めを使って染め始める方が増えました。
使った事がなかったけど、使ってみたら意外と簡単だった!染まった!という方は美容室を控えている間何度か染めている方も。
セルフの白髪染めは美容師が控えて欲しいとお願いするのはよく聞くと思いますが、ちゃんとした理由がいくつかあるんです。
今日はそんなセルフの白髪染めについてお話しします!
まずはじめに基本的な部分、カラー剤の種類について少しだけ説明します。
Contents
【カラー剤の種類】
カラー剤は大きく分けて5つに分類する事ができます。
ヘアカラー(永久染毛剤、酸化染毛剤)
これは一般的なヘアカラー剤でおしゃれ染め、白髪染めどちらも含まれます。
単品で髪を明るくしたり、暗くできます。
染めてからの色持ちは1~2ヶ月ほどです。
ブリーチ(脱色剤)
髪の内側にあるメラニン色素を分解して髪の色を明るくします。
脱色した髪は暗くなる事はなく、さらに脱色する際にかなり髪に負荷がかかるので髪のダメージにもよりつながりやすくなっています。
マニキュア(半永久染毛剤、酸性染毛料)
毛髪表面に色をつけるものです。
髪内部に浸透するものではないため、色持ちは通常のカラーよりも短め。
内部に作用しないため髪へのダメージはありません。
カラートリートメント(塩基性染毛料)
マニキュアと同様、色持ちは悪いですが髪を傷ませることはありません。
繰り返し使用することで色味を定着させることもできます。
ヘアカラースプレー(一時着色料)
毛髪表面に顔料を付着させて使用します。
シャンプーで洗うと落ちる仕組みになっています。
カラー剤はこのような種類に分かれています。
ダメージ具合は、ヘアカラーのトーンダウン、白髪染め、トーンアップの順にダメージが大きくなり、
1番ダメージが大きいのがブリーチになります。
ここから本題です!
ではなぜセルフの白髪染めがおすすめじゃないのか?
【美容室の白髪染めとセルフの白髪染めの違いって?】
・薬剤の違い
美容室では基本的に通常のヘアカラー、もしくはマニキュアで白髪染めをします。
薬剤アレルギーや髪のダメージを気にされる方の場合を除いては、しっかりと染まるヘアカラーを用います。
通常のヘアカラーには、髪の表面のキューティクルという膜を開くアルカリ剤が含まれていてそのアルカリ剤の力でキューティクルが開いたところに染料が浸透していく仕組みになっているので色持ちも良くなります。
ちなみにこのアルカリが髪をダメージさせる原因の1つにもなっています。
では市販のセルフの白髪染めは何が違うかというと、薬剤に含まれるアルカリの量です。
誰でも簡単に早く染められる市販の白髪染めはその分髪をダメージさせるアルカリの成分などが多く含まれていることがほとんどです。
そのためセルフの白髪染めで全体を染めるとなんだか髪がすごく傷んだと感じる事もあります。
それなら髪へのダメージがないヘアマニキュアをセルフですればいいのでは?と思いますよね
でも実はヘアマニキュアは頭皮につくと専用のリムーバーを使わないと落ちないうえに、ついてから時間が経ってしまうとリムーバーを使っても落ちにくくなってしまうのです。
私たち美容師もヘアマニキュアを頭皮につけないように塗る練習をしてお客様にも技術をご提供させていただいています。
なのでセルフのヘアマニキュアはおすすめしません^ ^;
ダメージがないという理由からヘナという植物由来の染毛剤を使う方もいるのですが、基本的には色のバリエーションも少ないのでかなり暗くなるか、赤っぽい色味になりさらにあまりよく白髪が染まらなかったりします。
またヘナに含まれるタンニンという成分には髪を引き締める効果があり、繰り返しヘナで染めていると薬剤の浸透が悪くなり、
パーマがかかりづらくなったり、ヘアカラーをするにも色を変えづらくなったりします。
なので一時的な理由でヘナを使う事もあまりおすすめはしていません。
ここまででセルフの白髪染めのリスクを少しご説明しました。
じゃあ実際セルフの白髪染めをしたらどんなふうになるの?と気になりますよね!
セルフの白髪染めをすると、、
(実際にお客様にご協力いただきました!)
写真はコロナの影響でなかなか美容室にいらっしゃる事ができず、ご自宅で何度かセルフの白髪染めをした髪の状態です。

4ヶ月ほど空いてしまった状態なのですが、よく見ると根元から4~5センチのところの白髪の染まりが薄くなっています。


ご自身で染めやすいサイドや顔まわりは比較的染まっていたりするのですが、見えない後ろはセルフではほとんど染まっていない事が多いです。

また伸びてきた根元だけを染めているつもりでも、手の届きにくい場所や見えないところはすでに染まっているところまでお薬をのばしてつけてしまって、根元よりも黒くなる事もあります。
このようにセルフの白髪染めは一見手軽で簡単なように見えて、美容室で染めるような綺麗な仕上がりにするにはかなり難易度が高く、色落ちも早かったりします。
美容室で染める場合であれば、美容師が伸びている根元の分だけに薬剤を塗布できるのと、後頭部などご自身では見えない場所もしっかりと染められるというのがセルフの白髪染めに比べて良い点です。
また薬剤も髪質やすでに染まっている髪の色に合わせて配合しているので馴染みやすく、色持ちも良いです。
なので、やむを得ない事情がある場合を除いては極力美容室でのカラーをおすすめしています。
【セルフの白髪染めで色ムラができてしまったら元に戻せるの?】
では実際にセルフの白髪染めでムラになってしまった時元に戻せるかというと、全体の色を統一させる方法はあります。
・染まりが薄い場合
毛先の色味に合わせた白髪染めの薬剤で染まりの薄い範囲まで染める事でムラが目立たなくなります。
・セルフカラーが重なって暗くなってしまった場合
多少暗くなっているなどの場合であれば脱染剤と言われるものを使う事でカラーの色素のみを抜くことができるので暗くなってしまった部分の色味を整える事もできます。
このようにしてセルフの白髪染めで色ムラができてしまったお客様にも施術をした仕上がりがこちら~☆



染まりが甘かった部分、暗くなってしまった部分も色味が整って綺麗に仕上がりました!
今回ご協力いただいたお客様は全体まではセルフの白髪染めをされていなかったので大丈夫でしたが、全体を染めてしまって髪がダメージしてしまったという方もいます。
【セルフの白髪染めで髪が傷んでしまったら!】
セルフの白髪染めをしたらなんだか髪がパサパサになって傷んだ、、
なんてことになってしまった方には色ムラを調整しながら傷んでしまった髪を同時に補修できる「髪質改善カラー」がおすすめです◎
https://clover-hairdesign.jp/archives/437#clover-2
カラーの前にケラチンという髪のもとにもなっているタンパク質を補って、カラー剤自体にもトリートメント成分を混ぜて染めるのでカラーしながらコンディションも同時に整えることができるcloverイチオシメニューです(^^)
セルフカラーは手軽で安いし簡単なので今では一般的ですが、意外と気付かない失敗やダメージなどのデメリットに繋がる事もあります。
セルフカラーで失敗をして嫌な思いをされないように私たち美容師がしっかりとメンテナンスサポートさせていただくので何かあれば気軽にご相談くださいね!
cloverではお客様に安全に過ごしていただくためコロナ対策として足裏・手指消毒、検温や換気等行いながら営業しておりますので安心してご来店ください(^^)
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